人の凄さは、子供でも一目でわかるひとと、大人になってその凄さを感じる人がいます。
赤塚不二夫さんは、後者にあたると思います。
天才バカボンやひみつのアッコちゃんは、私が子供の頃既に、再放送で放送されるもので、古さを感じるものでした。
子供の私は、その古さは作品の古さと思っていましたが、今はそれが時代設定の古さであり、作品としては輝き続けていることが判ります。
最近は、情報が容易に手に入る為か、同じような環境に育った人が多いためか、赤塚作品のようなオリジナル色の強い作品に、出会うのは難しいくなっています。
作画もストリーの複雑さも、今の作品の方はが、高いレベルであることは、間違いないと思いますが、それは、作品が向上したのではなく、技術が向上しただけだと思います。
紙と鉛筆だけで、別の世界を作るのが漫画家であり、その漫画で一番必要なのは、オリジナリティだと思います。
それを持った作品は、40年以上の歳月を経っても輝いていられるのだと思います。
赤塚さん亡くなられましたが、赤塚作品は、行き続けていくことだろ思います。
人の真似でなく、オリジナルを追求してきた赤塚作品は、今の大人になった私にいろいろ教えてくれます。
これでいいのだ 大人の私には思い言葉です。
最後になりましたが、ご冥福をお祈りします。
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