以前 私は、武蔵小杉の近くに住んでいました。
住んでいたと言っても、会社武蔵小杉の隣の武蔵中原にあったので、その間にあった会社の寮に住んでいました。
その頃、会社でもジョギングが流行っていたため、私も走っていて近くにあった多摩川の土手にあったコースを走っていました。
多摩川を初めて見たとき堤防が低いと思ったのを覚えています。
比較対象になるのは、和歌山の実家の近くに流れている紀の川で、それに比べれば明らかに堤防が低く驚きました。
また、大雨明けに堤防に走りに行ったとき、ランニングコースが水に浸かり、距離を表示するポールの上の方にまで、増水により付いたと思わる草が引っ掛かっていたのも思い出し結構 堤防のすぐ近くまで上がってきたのに驚いた記憶があります。
当時にこの話をしたところ、私が入社する前に会社にも、水が流れ込んだことがあるとの話もしていたのも思い出しました。
先日 この話を会社でしていたところ、堤防をかさ上げするのにも簡単ではないとの先輩が話していました。
背景には、堤防をかさ上げすることによる景観問題があるようで、一部の住民にとってはかさ上げすることで、今まで見えていた多摩川の流れが見えなくなるような問題があったと言っていました。
この話と今回の氾濫が関係あるかどうかわかりませんが、小杉や二子玉付近の多摩川の堤防を走っていると、不自然さ感じるのも事実です。
堤防の高さとそこにかかる自動車の橋や鉄橋が、明らかに堤防より高い位置にかけられています。
東京や神奈川は、人口も多いので行政の予算も大きいので堤防のかさ上げが不可能でないと思われ、お金がないので治水ができない地域もあれば、その他の理由で治水ができない理由もあることに、人の合意の難しさを感じさせられます。
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