スウェーデンの16歳少女グレタさん
グレタさんの国連での演説が報道されていました。
若い人が声をあげるのは重要ですが、簡単な話でないのも事実です。
環境問題だけではないですが、恩恵を受ける人と損害を受ける人が異なる点です。
グレタさんの主張は、グレタさんより年上でグレタさんと同レベルの経済水準の生活を送っている人には一定の意味を持つ話ですが、その他の人にとっては説得力のある話でないとも思えます。
日本の年金や健康保険の話もそうですが、将来破綻すると多くの人は思っており、その破綻をスローランディングするしかないと思っています。
環境の話も同じで、今更 先進国が環境負荷の少ない元の世界にも出れないし、発展途上国の人が環境負荷前提のより良い生活を求めるのも否定できません。
世の中の出来事の多くは点でなく線の上で起こっていることです。
そのため、得する世代も損する世代もあります。
問題は、得する世代 立場の人が、権力を持っていることです。
この問題を解決しない限りグレタさんの主張も、グレタさんの主張が経済的に都合の良い大人に利用されるだけで終わります。
人間は、自分より他人のことを思える人は少数ですから。
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