私がネットを始めたころは、ネットは一部の人のものでした。
また、嘘も真も存在するのが当然の世界でした。
当時はそれで問題なかったように感じています。
なぜならば、そこは一部の人の世界だったので...
しかし、しばらくするとネットは一部の人の世界ではなくなりました。
ただ人が増えるだけではさほど問題にならなかったのでしょうが、そこでお金を儲けることに主眼を置く人が現れました。
ネットの世界がお金儲けの割合が多くなり、嘘や真が共存するのが困る人が多くなってくると、一定のモラルが必要となってきます。
今までは、井戸端会議で話す程度の誇張も問題となる世界です。
ネットは世界のように扱われますが、技術が発展した結果の道具の一つにすぎません。
今まで、テレビやラジオや新聞といった一部の人しかもっていなかった、情報発信を個人レベルで可能としたものです。
ただこの個人レベルとなったことが、過去のメディアの延長線が都合の良い人には、厄介なものになります。
テレビとか見ていると、ネットの発言を否定的に発言されている人を見かけいます。
言っていることは正しいとは思いますが、反論が無いので成立していると感じる場合もあります。
ネットの匿名性を批判する人がいますが、すべてをさらけ出し本音で話す世界が成立しないのも事実です。
ただネットの特殊性は、過去のメディアでは特権的な立場の人がその世界をコントロールすることが可能だったのに対して、それが不可なのがネットの世界であることです。
小さい世界で自由を手に入れるのも難しいですが、世界が大きくなると自由は非常に難しくなります。
大きくなったいろんな人がいる世界で生きるのは窮屈です。
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