日大のアメフト部で発生した悪質タックル事件で、当事者の学生が記者会見をおこなっていました。
事実関係はこれから明らかになってくるとは思いますが、勝てばすべて許され、そのために仲間の犠牲も当然的な、選民的な思想と勝利至上主義的な、日本が戦争でも用いた考えに類似する考えを感じます。
この考え方は、一部の特権的な人にとてっは非常に便利なシステムで、一時的に組織を強くするには有効と考える人も、かつての日本では少なからずいたようです。
しかしそのような考えは、海外の多くの国では理解されません。
また、そのような考えで犠牲になるのは、弱い立場の人だけであり、その点においても明らかにゆがんだ考え方であり、今回の事件が多くの人に注目される要因でもあります。
見方を拡大すれば、第二次世界大戦時の日本でもちいた、特攻機(人間爆弾)と基本的には同じように思えます。
しかし、大きく違う点は、悪質タックルで批判され選手生命がたたれ、反論できないはずの選手が、ネットやメディアの後押しで立ち上がり、それまで神的存在に戦いを挑んで点であり、選手が反省すべき点を認めたうえで、問題の本質を自分の口で表現した点です。
先ほど、監督とコーチが記者会見をしていましたが、昨日の選手とちがい覚悟感じられなく、言葉に説得力がありませんでした。
個としての器が、明らかに覚悟を決めた選手に負けてしまった監督 コーチは、言葉は悪いですが、言い訳している器の小さい卑怯者にしかみえまでした。
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