イギリスのEUから離脱について盛んに報道されています。
今回イギリス国民が離脱を選択した理由には、ナショナリズム・合理性があるようですが、ごく単純化すると、グローバル化による恩恵のある人とそれの伴う格差の広がりのようです。
特にこの合理性と格差は、見方を変えれば裕福なエリートー層による都合の良い合理性とも言うこともでき、それの批判がイギリスでは過半数を超えてしまった結果のようです。
またその格差は国同士でも言え、グローバル化した場合の影響も国により異なり、メリットが多い場合 そうでない場合が発生するようです。
そのように考えるとそもそもEUと言う理念に問題があるような気がしてきます。
枠組みやルールを変えるときは、変わる内容を決定するグループの人は、自分たちに都合よく変え....そうでない人も多く発生することは後回しにし、あたかも全員にメリットだけ発生するように変更したように見せかけ実行し、その結果が格差との不満につながっているように思えてきます。
正当なルールで発生した正当な格差は、誰もが受けいれるのだとは思いますが、一部の人にとって都合の良いルールで発生した格差は、批判が多いのも当然だと思います。
資本主義の限界が見え隠れしているような気がします。
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