会社関係のメールマガジンにニュートンリングについて書かれていました。 最近はあまり見ることはなくなりましたが、雨で濡れた道路に車から落ちた油が、水の上で虹色に見えたのを子供の頃はよく見かけました。 これがニュートンリングと言われる現象のであり、ニュートンが発見した現象で油膜に光が干渉して起こる現象であることを知ったのは大人になってからのことで、子供のころは、同じように見えるシャボン玉の虹色も、油分の影響だと思っていました。 この現象は薄い膜に光が干渉して起こる現象なので、私が仕事である半導体の製造途中のサンプル表面も光を当てると虹色の帯が見えたりします。 また、有名な話ですが、ハワイのすばる望遠鏡の巨大レンズの自重によるレンズのたわみを、光の干渉縞を観察することで、アクチェータを使って調整し焦点を集める構造になっているそうです。 子供のころ綺麗と思っていたに水たまりの虹色が、綺麗な星空を観察技術に応用されていることには、科学の可能性を感じさせられます。
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