震災被災地の瓦礫処理の受け入れ先がなく、困っているようで先日も処理予定の神奈川県で住民が説明会で反対しているのを報道されていました。
放射性物質が瓦礫に含まれているので、心情的にはわかりますが、何処で処理するのが筋かと考えると、福島原発も最も恩恵を受け続けていた首都圏でおこなうのが筋な気もします。
最近ことあることに「絆」って言葉を聞きますが、先日の神奈川の説明会には、「絆」は全く感じることができませんでした。
以前、アンパンマンの作者が何故アンパンマンが仲間を助ける時は、わざわざ自分の頭の一部分をちぎって、自分が力が落ちるような設定にしているかについて説明されており、その理由を、子供たちに 人を助けるってことは、自分を犠牲にすることが必要であることを、理解してほしいからだと言っていました。
つい先日テレビに出演されていた社長が、最近の日本人は直に他人が何かしてくれる傾向があるとの趣旨の発言をしていました。
一見関係のない2つの考え方とも思えますが、私には2つとも今の日本人に不足しているものを、示しているように聞こえました。
「絆」とは
人を助けることは何か犠牲必要と考える人が、自らの力で立ち上がろうとしている人に協力することこだと私は思いたいです。
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