大人になって知ったことの一つに、ノーベル平和賞は政治色が強いことがあります。
賞と言えば過去の実績に対して与えられるイメージが強いのですが、ノーベル平和賞は、ノーベル財団の政治的メッセージを主張する方法としての色合いが強い賞もあるようです。
そのような背景も影響して、文学賞についても色々な見方をする人がいるようです。
今回のイシグロさんの受賞に対しても、本人が日本からイギリスへ帰化をした事実を、イギリスの反移民を一つの理由としたEU離脱へのメッセージととられたり、長崎出生であるこから反核へのメッセージととられたり....
文学のように普遍な評価が難しいことなので仕方が無いですが、賞を与える 人が人を評価する難しさを感じます。
価値観の多様と言えばそれまでですが、視点を変えれば、今あるルールも都合の良い人悪い人 都合の良い国 悪い国あるこを、暗に示しており人間の限界をしめしているようにも感じさせられます。
|