シリアで日本人が拘束されたことについて、盛んにテレビでも報道されています。 拘束された人がジャーナリストが含まれているためか、殆ど自己責任論について発言されているのはテレビで聞くことはありません。 ネットで検索すると少なくない人が、危険地帯に行くことでお金を儲けをしているのだから、そこで得た対価もトラブルも、本人のものであるという、自己責任論的な考えを持っていることがわかります。 私も大人が覚悟でしていることですし、仕事をする場所がたまたま危険というのではなく、危険なところに行く自体を仕事にしているのですから自己完結するべきだと思います。 その一方で、今回の問題は国家として解決するべき問題だと主張する方もいるようです。 そのような方の考え方の根拠は、どのよう考え方や行動を取っている人でも、例えそれがその国の考え方に反する人でも、法の範囲で国は努力すべきだというのが、近代の国家と国民の関係だとの考えが根幹にあるようです。 そのような考え方が理解できないわけではありませんが、その一方で、世界には色んな国があり、日本では問題ないことでも、他の国では問題で、大麻が合法な国もあれば、麻薬を持っていいれば死刑という国があるのも事実だと思います。 そのため、今回の誘拐が日本国内でだったのであれば、国の責任論が強く言われるべきでしょうが、今回誘拐されたのは、日本の法律とは全く別のルールが存在する地域の話しであることを踏まえると、その地域のルールに従わなければならないのも仕方がない気もします....... 誘拐も身代金要求も、世界のほぼ全ての国・地域では犯罪行為ですが、そうでない場所があるのも理解する必要があるかもしれません。
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