雑賀衆について昨日テレビで特集があったそうで、私が和歌山出身と知っている人に、雑賀衆知っていると聞かれました。
雑賀衆は和歌山では非常に有名で、織田信長との戦でも負けなかった戦国最強の鉄砲集団として知られています。
子供の頃は、その武装集団として強さだけに目がいっていましたが、大人になり感じるのは戦国の時代の中で、中央集権ではなく、中世社会的な地域の地縁からなる集団としての姿で、織田信長とも対等に戦えた事実の方が興味がひかれます。
今は雑賀崎との地名以外は、雑賀衆をイメージするものが残っていませんが、逆にそのような土地で、数千丁の鉄砲を手に入れるだけの資金力があったことに驚かされます。
数千丁も自治だけのために持っているとは考えられないので、もしかすると海賊的なこともおこなっていたかもしれませんが、結果、雑賀衆の名も雑賀孫一の名も400年以上経った今でも残っている事実だけでもすごいことだと感じます。
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