先日 「ほこ×たて」 っていうテレビ番組で、ピッチングマシーンで370q/hで放たれたボールを、グラスに衝突した瞬間はデジタルカメラで撮影できるかとの勝負をしていました。
今回使用されていたデジカメはカシオの2〜3万円の普通のものながら、最高のシャッタースピードが1/25000との優れもので、単純計算でしたら370q/hでも4mm程度しか移動しないので、捉えられそうなのですが....
番組中でもあったこの写真からもホイルが歪んでいることからもわかるように、画像素子の伝送速度差による影響(ローリングシャッター)を考慮する必要があり、結果的にはグラスを捉えた瞬間を撮影することはできませんでした。
(個人的には、無理と思っていましたが、シャッタースピードが1/25000でしたら、もう少し綺麗に撮れてても良かった気がしましたがぁ.....天気が悪かったので1/25000で撮影できなかった??)
結果と同じぐらい気になったのは、カシオの開発者の方の態度で、デジカメのプロ中のプロですので、当然、370q/hをどのようにとらえるかぐらいは、容易に想像できたはずでありながら、デジカメの宣伝のため番組の趣旨に添って、さも自身のあるような発言をし番組を盛りあげている様子は、まさに!!企業の技術者であり、個人の技術者のプライドより、製品のアピールを優先した対応は、勝負には負けはしたけど、結果的にカシオのカメラの優秀さをテレビで放送され、多くの人がそのカメラに興味をもったと思われカシオのカメラ販売としては大成功だったと思います。
次コデジを買うことになれば、カシオ製を購入したいと思います。
|