神社にある手洗い場を手水舎というそうです。
多くの神社で見かけるものですが、多度大社のそれはちょっと違っていました。
この手水舎は、見かけは普通なのですが、人が来たときだけ水が出るようハイテク化?されているものでした。
神社と電気仕掛けってあまりつながりを感じないのですが、無駄な水や電気を使わない工夫のようで、エコが重んじられる昨今を強く感じさせるものでした。
しかし、エコは今始まったものでなくこのように、他の神社で使われた木材を再利用することは、このように昔から当然のように行なわれてきたことのようです。
伊勢神宮の式年遷宮で新調する前に使われていた木材も、地方の神社で再利用するって聞いたことがあります。
これには、再利用との単純な意味以外の目的もあるかもしれませんが、物を有効に使うという意味では、エコと言える気がします。
使い捨てが当たり前になった感のある日本ですが、本来は使えるもは修繕し使用し、そのための技術を伝承してきた国だったことを式年遷宮のような祭事は、教えてくれる気がしますし、だからこそ何千年たっても継承されているのだと思います。
使い捨ての今のもので、数千年後残っているものは何かあるのでしょうかぁ.....
考えると寂しくなってきます。
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