昨日の夜、何気なくテレビを付けたら静岡で11月に行われた技能オリンピックの様子が放送されていました。
技能オリンピックとは、ものづくりの上で必要とされる技能を、国の代表者として、金メダルを目指すものです。
そこに出場されている選手は、数年にわたり技能を磨き続けてた方ですので、見事な技能を持っているかたです。
オリンピックですので、金メダルを獲得するのが目的なのでしょうが、人づくりの意味合いが強い気がしました。
世界一になるため、若者が、何を考え、何を実行し、日々経験として、積み重ねていく。
その結果、技能も向上するが、同時にどのような課題に対してでも、向き合える人間が育っていく姿がありました。
最近、マネーゲームに代表される、リアリティの無い世界で多額のお金が生まれては消えていってますが、ものづくりは、その全く逆の世界で、考えたもの具現化することで、価値のあるものを生み出すもので、リアリティだけが支配する世界です。
単純な話ではありませんが、お金がお金を生む姿も人間だけが持った能力だと思いますが、本当の意味でもっている人間の能力は、形あるものを生み出していくことだと思います。
目で見て 手で触り 匂いを感じ 味を感じ 音を感じる リアルな世界で生きているとは、そういうことだと思います。
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