大統領選挙でトランプ氏が勝利したそうです。 勝利した理由はいろいろあるようですが、その一つに中間層の労働者の不満を指示に変えたことがあるそうです。 これらの中間層の不満の一つに、アメリカにおける「上位10%で所得は5割、資産は7割を占める」現実があるようです。 その状況をトランプ氏なら変えてくれるのではないのか!!??との期待があり投票に繋がったようです。
以前 日本でも停滞した日本に変化を期待して政治に変革を求めた時期がありました。 小泉内閣と民主党政権もその一つです。 両方とも、変化を掲げ権力を手に入れましたが、結果的には期待されたことを実現できず、むしろ変革を求めた人の多くは、より厳しい状況になったような気がします。
人間社会には、10%の理論ってあるそうです。 社会で良い立場になれるのは、全体の10%しかいないとの考え方です。 身近なところでは、学校でクラスで異性にもてる人の数もその一例のようで、私の頃はクラスの学生が40人程度で、もてていた人は男女それぞれ2名づつとの記憶もあるので実感できる考え方です。 変化を求めた多くの人は、その変化で今よりも良くなると漠然と思っている場合が多いです。 しかし、実際はその10%のグループに入れる確率は殆どなく、現状と変わらないか経済が停滞すると今以上に悪い状況になる人がほとんどになります。 一方富裕な10%の人は、変革後もほとんどの人が富裕なままであり、大統領が変わった程度では影響を受けないのが現実です。 明治維新のように武士がその立場を失うレベルの変革でない限り、富裕層の入れ替わりはありません。
トランプ氏は普通の人より、その10%の理論を体感し成功してきた人だと思います。 その人が、その10%以外の支持を得て大統領になり、何をおこなっていくかは非常に注目されます。 また、トランプ氏がこの10%の人に対して、どのような政策をとるか楽しみです。
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