高倉健さんの足跡を伝える番組が、盛んに放送されています。 高倉健さんは、私が子供の頃から大スターでした。 スターと大スターの違いは?と聞かれたら、自分が大人になるつれて、その凄さをますます感じさせるのが大スターで、当初の印象以上の凄さを感じないのが、スターだと私は思っています。 高倉健さんは間違いなく大スターで、それも俳優道を極めた人だと思います。 日本には、価値観 哲学として「道」があります。 「道」とは、1つのことを生涯続けて追及することで、その事の真理を知り、自分自身の精神を高めること言われ、日本の精神性を表すのにも、海外では武士道なども用いられたりするようです。 しかしながら、日本で道を究めている人に出会う機会は殆どなく、本当に、昔の日本人に武士道を持っていたのか疑いたくなってきますが、高倉健さんの生き方を見聞きすると、「道」を究めた人がいることに気がつかされます。 また同時に西洋化した日本でも、「残心」とも言える考え方が、日本人の美学として根付いていることを、高倉健さんは教えてくれたように思えます。 私も、「残心」を貫ける人間でありたいです。
ご冥福をお祈りします。
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